登場人物や用語をまとめました。
ところどころネタバレになりそうなので、先にある程度本編をお読み頂いてから目を通すことをお勧めします。
随時、追加。



◎Character◎

・真山美雨
十九歳、大学二年生。美陽の双子の姉。感情を表に出すことが苦手で、他人を寄せ付けない雰囲気を持つ。
突然の眩暈と浮遊感に意識を失い、目覚めた場所は異世界だった。そこで美陽が "光の巫女" であったことを知り、彼女の代わりになることを決意。
人との関わりを極端に拒むが、四神官達と触れあううちに固く閉ざした心が変わり始めていく。


・真山美陽
十九歳、大学一年生。美雨の双子の妹。天真爛漫で常に周りに人が集まる人気者。
大学一年の秋に交通事故に遭い、一年以上昏睡状態だった為、休学中。
異世界で "光の巫女" となっていたが、ある日突然姿を消す。元の世界で目を覚ましたのかは不明。


・ディオン
四神官の一人。シーリア出身。金髪に緑の瞳。
口数は少ないが、真面目で誠実。
保護者感覚で美雨を支えていくが、その意識が次第に変わっていく。


・クート
四神官の一人。グラディス出身。赤髪に金の瞳。
とある出来事をきっかけに巫女への信頼を失い、一時は四神官を辞そうとしていた。
必要以上に美雨には近寄らず、ぞんざいな態度をとる。


・マティアス
四神官の一人。ルトウェル出身。黒髪に青灰色の瞳。
思わず目を奪われるほど端正な顔立ちに色気のある笑みが印象的。
初めから美雨のそばにいることに異論はなく、言動で彼女を翻弄する。


・レイリー
四神官の一人。ティエラ出身。銀髪に琥珀色の瞳。
穏やかな性格で人当たりが優しい。薬学に長けている。
"白花の社" に現れた美雨を最初に見つけ、以降も何かと彼女を気に掛けている。


・アヴァード
四大陸全ての神官を統べる司祭。賢者と呼ばれることもある。白髪に深い蒼の瞳。
異世界に現れた美雨を保護し、祖父のように温かく見守りつつ、様々なことを教えていく。


・カヤ
巫女になった美雨に付けられた侍女。マティアスの姪。薄茶色のゆるいウェーブの髪にグレーの瞳。
常識に囚われ過ぎない柔軟な思考を持つ。
甲斐甲斐しく美雨の世話を焼くが、実は良家の令嬢である。


・ディーニ
ディオンの弟。金髪に緑の瞳でディオンとよく似ている。
幼い時に離れた為、ほとんど覚えていないが兄に憧れている。


・レゼル
光を司る女神。ラーグにおける絶対神。金の髪に金の瞳。美しい容姿を持つ。


・リグド
闇を司る神。レゼルの双子の兄妹神。黒髪に黒の瞳。レゼルと同じく美しい容姿を持つ。





◎Terminology◎

・ラーグ
美雨と美陽が訪れた異世界。
大きく四つの大陸に分かれており、その中に十三の国がある。


・ゼノフィーダ神殿
ラーグの中心。"白花の社" を護る為に建てられた。
切り立った崖に囲まれた小さな島で、一本の橋が外界へと繋がる唯一の道である。
全てにおいて中立の立場。


・白花の社
レゼルとリグドが初めて地上に降り立ったとされる場所。
神秘的な雰囲気を放ち、闇の時代にもかかわらず、常にパティゼアの花が咲き乱れている。


・ティスカ神殿
北の大陸にある四神殿のひとつ。神官長:アウリ。


・ラターニア神殿
東の大陸にある四神殿のひとつ。神官長:トゥーレ。


・アルフレア神殿
南の大陸にある四神殿のひとつ。


・ファリス神殿
西の大陸にある四神殿のひとつ。


・清めの儀
巫女になる為の儀式。


光耀こうようの儀
闇を祓う為の儀式。満月の夜に祷り場で巫女が舞を舞い、祈りを捧げる。
ラーグでは年に二度しか月が満ちない為、機を逃すと半年待たねばならない。
美陽がいなくなったのはまさに月が満ちる直前だった。


・セラ
万物から流れ出る氣、生命力。巫女はそれを蓄え、自分のものと交ぜて力として使う。


・闇の時代
数百年に一度、ラーグに訪れる恐慌時代。
分厚い雲のような闇が空を覆い、陽の光は一切届かなくなる。





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